▲日記帳に戻る


センサーの感度 2004年04月12日(mon)

61,370 byte

「六本木ヒルズ」森タワーで自動回転ドアに頭部を挟まれて子どもが死亡した事故で、人が挟まれるのを防止する赤外線センサーの感知領域に不感部分がある事がわかったというニュースが流れました。都会のど真ん中での恐ろしい事故です。
センサーが鈍感過ぎたという事も原因の一つ。もちろんその程度を決めるのは人間。
敏感なセンサーの話しを思い出しました。
       「死角65cm」「117Cm感知せず」「32件の事故」
回転ドアに限らず、エレベーター、エスカレーター、電動鋸など、生身の人間が直接関わる機器の安全は、やりすぎと思われる程にしておかないと…という事でしょうか。
ヒルズ回転扉事故、過去に32件も発生していたということで、これはあまりにもひどいです。管理責任は免れません。告発すべきです。


 恐れるべきことが起きてしまいました、普段何気なしに生活を送っていた都市生活者において、ハイテクな高層ビルは快適で安全という幻想に気が付いてしまったからです。快適性や利便性を追求する都市生活者にとって安全神話であったビルの崩壊はショッキングな出来事です。世界においてこれは盲点なのです、優秀な人物達は頭で考えてテストし万全だと思っていたわけです。そしてそれは身体という無意識を使っていないまるでシュミレーションはただの科学者の空想であるということがからくも露呈してしまいました。都市における脆弱性はここにあります。安全で絶対ということではないのです。都市は養老氏がいうように意識の上になりっています。
 大人でも恐いなと思うのは、回転ドアで数人がいっぺんに入るとそれぞれの歩調があわずに危険なのです。センサーは人の作った機械です、空調などビルに対して効率を優先しているからです。けっして人へ向けても安全対策を施しても万全なものは存在しません。

 歯でも同じことです、食事中に誤まって異物など堅いものを噛んでしまったら、歯を痛めないように瞬時に判断し、脳が噛む命令をストップします。急停止できるのです。これが正しい判断なのです。
 では顎が痛いのは何故でしょう?意識で作られたシカの力そのものが、そこに存在すれば、無意識の体とのギャップにおける「摩擦」が悲鳴となって聞こえるのです。何も挟まなくても其の回転ドアは歪んでいるのです。
 無意識においてとても使えないものであっても精一杯身体は甘んじてシカを受け入れようとします、例え不調和なものでもです。そしてその不調和な状態でも接触していれば、それでもシカは安心したかのように「噛んでいるますから大丈夫」と誤った表現をKr.にしているのです。解釈の仕方に問題はないんでしょうか?
 ここまで被害がでるまで放置されているのは、あなたの歯や顎と同じことなのです、様子を見ましょうというシカの「放置プレー」は違った形で、そして時間を取り戻せない形で後々出てくるのです。
 過去に戻れない分、今現在も引き継いでしまっていることがとても後悔することになるでしょう。

 亡くしてしまったらもう終わりなのです。かけがえのない命は、壊してしまった大切な顎同様に2度と戻らないものなのです。
最先端なハイテクなシカ治療はセンサーが役に立ちません。

↓前の日記 / 次の日記↑


Web Diary Professional ver 2.17