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正しい咬頭接触 2004年05月02日(sun)

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 凝視していけば、正しい揺らぎが歯や顎、身体に存在しすべてが連動性を持っている動きが私には見えます。

 上顎の6番の歯根は頬側は2根あり、舌側は1根が太い。機能的な運動と形態は関係がある。
上顎と違い下顎は6番の歯槽骨は頬舌的に狭い。
近遠心2根の形状が多いのはそのためである。
そしてそれぞれが歯根形態に対して歯冠形態が見事に調和している。
さらに歯肉の膨らみがガイド面を形成している。
なにしろ「接触前に」接触する所をすでに決定しているのですから。

 溝を埋めてはいけません、使っていない空間に身体は巧みにセンサーで距離を測るからです。そして其の間隔通りに移動しています。溝のない歯はありません、溝に顎や身体を動かす航路が書いてあるのです。シカでは書いてあることの判別解読が不可能な状態で、其の書いてあった通りに路線を戻す再治療が実現不可能なのです。もっともこのことがDr.がわからないとすれば、非常に治療を受ける立場のものにとって、不親切です。それがわからないのは、診断という見ている視点があまりに違い過ぎます。繰り返しますが、
    シカには有益な診断学がありません。
シカの間違ったものを多数口腔内で見ている間に気が尽き、修正方法を思い付いたのです。
 シカ学はレベルの合わせている位置として見えず、わからない人達を対象に行われている学問体系であり、歯が身体と繋がっている実際の臨床現場には、ほとんど役には立ちそうにありません。

 みようと努力しない人には、残念ですが一生涯かけても何もみえません。

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