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イメージ・ストリーミング 2004年12月29日(wed)

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 リラクゼーションが浅く、真っ暗の場合は、五感を使って、その黒を表現して下さい。「のっぺりとした分厚い感じの黒で向こうが全く見えません。」みたいなことを言うと左脳が「本当に全く見えないのか?」と疑い、次第に真っ黒の中に白み出す部分が出てきます。そこで、「黒の左上の部分が少しかすんで白んでいます。」「白い綿のようにも見えます。」と、とにかく、変化があれば、五感で表現してみることです。逆に言うと、少しの変化も無しで真っ暗で、視界に黒だけを維持することは脳の原理上不可能なことなのです。それが言葉を発しながらですと更に無理ですので、必ず視界に変化が現れます。やっている人はやっていると思いますが、ある程度イメージを見れるようになった方は現在見ている映像を追っかけ再生のような形で次々イメージしていくというのは、結構効果的なような気がします。脳に負担がかかりまくるので長時間は無理ですのが、イメージ能力はかなりアップすると思います。
Q1:今、追っかけ再生対応HDレコーダーのページを調べてみたんですが(笑)「録画を続けながら、録画開始時点から再生できるのが「追っかけ再生」」とありました。イメージしながら、最初にイメージしたことも同時に並行して思い浮かべるということですか?
A:今現在目で見ている映像が録画映像で頭の中でイメージ化された映像が再生映像って感じです。要するに今見ている映像をパラパラ漫画のように次々イメージさせていく感じでしょうか。
Q2:ありがとうございます。なるほど、目を開けたまま、今を見つつ前のイメージを頭の中に再生するということですね。面白そうなので早速やってみました。とりあえず、テレビでドラマを見つつ、1つ前のシーンをイメージでよみがえらせました。出来るだけなめらかに動くように注意していると、脳がとても疲れましたが、本当に、手軽で効果のある方法だと感じました。イメージを思い浮かべつつ、今見えている映像も注意を向けて、見なければならないので意識を並列的にコントロールする練習にもなり、速読トレーニングに役立つような気がしました。とても役立ちそうです。


 イメージ・ストリーミングを使えば、1本1本の歯の動きが、けっして独立したものではなく、すべて並列化し連動して動いているのがみえてくる。もちろん、みえるにはある程度のトレーニングと能力を備えていないければならない。むろん、みえると言っても肉眼ではない。やがて、修練により正確に動きを見切ることができる。凝視してみれば、歯の軌道上の動きそのものが、すなわち顎の動きそのものであり、さらに連動して身体と同じ動きである。今みえている状態が、未来と過去を予見して、現状を明確にオーバーラップしながら、今後なすべき処置が自分の脳裏にイメージとして新たに展開されていくのである。
 
 バスケットボールでいくらドリブルでフェイントをかけても「顎の動き」だしで実際の球出し方向がみえてくる。これは、歯の噛み合わせの動きの基本原則である。球技でこのことを知っていれば、まずフェイントに引っかからない。みていない方向でも顎は必ず動作の進行方向を向いているからである。健康な人は様々な意味において、顎が自由に動くことで健康が保てるのである。しかし、そうではない人は、いくら歯を使おうとしてもまず顎が動いていかない。動かなければ、容易に歯を使うことができない。やがて顎を動かせなければ、身体は動かないことを知るだろう。だから最初に歯が身体を動かしている「起点」になる。よってベストに歯を治すことが最重要課題になる。しかし忘れてはいけないのは、歯はメモリーであって動力源ではけっしてないことである。病状の消去のため必要以上の歯への執着は、すべての終焉を意味してしまう。過ぎたるはおよばざるがごとしであると言っておこう。

 歯科で動きが読めない人は、イリーガルな人である。バスケットボール選手で例えれば、ゲームルールでもあり得ない「竹馬」でダンクシュートを行なうことに近い。もちろんシュートはできない。しかし、無責任にも観客として観覧席でみていれば確かにゴールネット近くに見える。しかし、いくら訓練しても選手の動きは緩慢で、本来の自分の足のスピードではない。ボールにも対応できず手につかない。シカのスプリントでは、誰の目にもわかる不自然な顎の動きで錯綜するようになる。疲れきった姿は、まるで自分の意志のコントロールのためメモリがフリーズしたように喪失して憔悴した自分であり、メモリの再ロードのため繰り返し噛むこと要求される消耗した脳での混乱の表現である。

 スプリントは本来自然のルール上違法であり、一見ゴールに近く見えるだけだ。一番近そうにみえて、実はもっとも遠いところの場所といっておこう。ゴールに到達しない理由はそんな所にある。初心者はまず最初にこれに飛びついてしまうわけである。見た目わかりやすいが、身体はそんな単純なわけではない。上げれば、よいわけではないのである。そして、諦めて降りるときにさらに問題がでる。今度は降りるに降りられないのである。

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