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外界の事情 2004年09月04日(sat)

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 「人間の偉大な価値は、人間が外界の事情にできるだけ左右されずに、これをできるだけ左右するところにある」
 -- ゲーテ --

失敗や挫折をしても立ち直るのが早く、苦しい経験からいろんなことを学び取り、それを成功に結びつけている人たちには、いくつかの共通点があるようです。たとえば、
 ・ 失敗や挫折の中に、自分の糧になるものはないかと考える。
 ・ 自分以外の人には期待しない。
 ・ 苦しい状況を別の視点で見ることができる。

 そうかと思うと、何かうまく行かないことがあると、すぐに他人のせいにしたり、自分はついていないと、いつも嘆いている人もいます。

 ド・シャームという心理学者は、チェスにたとえて、人間は「指し手」と「コマ」の二種類に分類することができると言っています。「指し手」とは、自分の運命は自分が支配していると考え、どんな結果でも
自分に責任があるとする人です。また、「コマ」とは、自分の運命は誰かに支配されていると感じ、まわりの状況に振り回されている人たちです。
 「指し手」は、積極的で自分の力を信頼し、自信を持っています。
 「コマ」は、消極的で、自分には力がないと考え、被害者意識を持っている人が多いようです。

 成功する人と失敗を繰り返す人。
 運がいい人と悪い人。
 毎日が充実している人と不満だらけの人……

 その違いは、自分を「指し手」と思っているか,「コマ」と思っているかの違いのようですね。あなたの人生は、あなたが主役なのです。せっかく人生というゲームを楽しむために生まれてきたのですから、「コマ」よりは「指し手」として生きて行きたいですよね。


 既存の治療のため不満に渦巻く医療不信の心には、いくら取り繕っても満足させる回答はありません。そして既存のシカで絶対に受け入れないよう作られた繰り返しに心でいらしても、そのまま何も変わりようがありません。この医院でも同じことです。治療に向かう技術以前の問題です。また、既存の歯の不備で不満足な状況でありながら安易に受け入れ、中途半端に満足してしまった心は、現状から変わろうと全体の流れを大きく変えたり、自ら積極的に変革をも思い切れません。ただ悪い流れに流され、スプリント等不適切で不必要な治療で安住してしまっているのです。  
 淀んでいる流れは、まず正しく「歯」を治さなければ何も始まりません。後はない選択の疑う余地のない状況だけに純粋に考えてもとても不思議なことです。単純に計算しても歯を治さないから、多大な歯科以外の医療費は歯科治療費用以上のコストになります。医科の検査や投薬に関しては素直に医師に従うのに、歯科医に対しては治療を受け入れません、ってことですね。でも当てにする診療科が違いますし、頭の中で医科>歯科との小さい考えがそのまま反映されています。はっきりと繰り返して言いますが、治らないのは、歯を治していないからです。
 頭で考えていてもわからないのに、身体ではわかっているのです。だから身体からしっかりと正しく信号を発信しているのです。でも惜しいですよね。けっして話だけでは、歯は治りません。歯を触れば初めて言っていることのすべての辻褄が合致するからです。触らせないかたに限って散々シカで治療されているかたです。以前の触らせるシカ同様、自分の考えで治療上の同期(シンクロ)をしても、同じ考えだから変わらない治療で、そして治らないのです。本当にあなたが変わらない限り、そして自分の思いが変わらないかぎり、何も現状が変わらず未来はありません。
 
 本来歯科医は、義務として治療の時、偏位をさせないよう、細心の注意を払うべきなのです。さまざまな要因で偏位は起きていきます。シカにはわかっていません。いつの間にか狂ってしまったようにみえるだけです。しかしそうではないのです。全身疾患の身で歯科治療は大変です、健康な内に歯を治しましょう。心身ともに疲れたとき、まともな考えは浮かばないのです。
 怒りの感情が、眼にみえるすべてが気にいらないのです。

 結論は、自分ですべてを決めているようにみえて、自分が流されているのです。そうまるで見えない外界へはみ出してしまっているのです。そしてその現状にけっして気がついていないのです。

シカではけっして噛み合わせの外界は「見えない」のです。

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