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野獣 2004年09月05日(sun)

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 野獣のような狂気さでシカのあるビルを渡り歩いても、シカは身の危険を感じ、入り口のシャッターを閉めて門前払いで追い返されるのがおちです。ある意味シカ概念から外れた厄介者を発見するシカ医院は、事前にピーンと察知し「わからない」危険な回避能力に長けています。経済優先で時間や余力のないシカは、そんな厄介者には見向きもしません。いままでのように技術力がなくても、愛想を振りまいて、媚びを売って、人気がありおだてることで商売が可能だからです。だから本来必要される総合実力を十分発揮させられる場を嫌います。治せないことが、技術不足とすぐ露呈してしまうからです。看破されることは、医院にとって致命傷です。だからけっして厄介者を引き受けてはくれません。

 しかしこのような繰り返しを手をこまねいて見ているわけにもいきません。やがてやさしく手を貸してくれる大切な協力者も出てきます。しかし度々のシカの裏切りによって傷ついた心は、怒りの炎としてそのまま燃え上がっています。さらに協力者へも同じような危ない炎を見せていたら、炎の勢いは増すばかりなのです。今度は解決手段に繋がる大切な人々を、次々に焼き付くしてしまうのです。だから数少ない本当の歯科医のやる気をスポイルします。けっして自分自身では解決できません。かならず協力者を今後とも必要とするはずなのです。一向に解決されないのは、既存のシカの不信感を募らせる態度の繰り返しであり、顧みることができないという情けない話です。問題解決に向けての、自己の心の切り替えができなければ、そしてあなたが先生を信用しなければ、誰にでも信用されません。

 もしかして一番信用していないのは、自分自身ではないでしょうか?ここまで悪くしてきたのは、そう誰のせいではありません、疑う余地もなく自分自身の責任です。自分でこの結果を選んだのです。何もかも都合良く何かのせいにする、誰かのせいにする、それは比較的簡単です。人のせいにするのは、自身の器が小さく、心が弱いせいです。

 でも同情します、シカで作られた悪い噛み合わせのせいでそうなってしまったのですから。
 
 

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