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画題:花瓶 2004年09月16日(thu)

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作家:デ ニーロ
画題:花瓶



10.
★錯覚
 有名な絵に白と黒で描かれた 花瓶と顔の絵があります、見る観点からみるとかならず意識の強いほうに見えてきます。錯覚は不安や恐怖というものと連結しています、治らない病気、不治の病という間違った「悪い」考えが、さらに症状を憎悪させていくのです。

★歯に意思がある
自分の行きたい方向と、修正したい方向とは偏位している人ほど違うケースを多々みます。つまり、身体の行きたい方向では噛みたい方向と逆なのです。そして噛みたい方向は、身体の歪む逆方向なのです。既存の歯がすべてそう向いているからです。補綴という噛み合わせ治療に入る前、術前にすべてを修正し調整する目的はそこにあるのです。やがて軸方向に関して、あなたの行きたい方向と歯の行きたい技工とは、一致していきます。最初から辻褄がすべてあっています。

★歯の重なり(そうせい)、ねじれが正しい。
機能と形態があります、小さい顎で歯が未成長であるのは理由があります、狭い顎骨ですべての歯が揃わずに、噛む強大な力に耐えられない場合、無理して当てださず、むしろその顎、 身体に合わせて歯を自分で調整して当てるのです。無理に生えそろわず、重なりだす場合も意図的にしています。
 さらに乱れる歯は、身体に合わせて使われだして初めて歯冠を回転、傾斜させ機能しているのです。まるでオセロゲームの結果のように、現況は黒でも、最後で挽回し裏返って白くなります。ねじれが正しいのも機能し始めて、使われてこそ価値があり、正しいのです。

★最短距離、無駄に時間を費やしません。
西洋学的に、辻褄を合わせようとすればするほど、窮地に追いつめられて解決されなかったのは、いままでの既存の治療でお分かりでしょう。
これが目先改善ではなく、最終型をどこで集結し、解決するか模型相談をし青写真をお見せした理由です。東洋学的にはまったく反対のことをよくやります、そして西洋学的考え方では、私のやり方は、一貫性がないようにも見えます。また一見遠回りに見えることがあります。でも心配なく、大きな流れに身をまかすだけで、後は結果がつ いてきます。
 歯は入れてからが、勝負です。これから半世紀使えるため、最後の治療になるため、日夜考えているのです。さらに補綴終了後に、治療終了後の調整が待っています。 休む暇がありませんね。

★力の伝達
装着後2〜3日はズシリと頭蓋へ響くでしょう、確かな柱ができたからです。その後何ごともなかったかのように、無くなります。最終位置に噛ませて最適化されたのです。何故なら、模型上では、そこの位置から骨へ食い込むようにいくら押しても押せませんからね。
ここまで理解できるあなたはすばらしいですね。正しい治療で、明るい未来が待っています。

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