英国人女性のホクロを飼い犬が気にして匂いをかぎ、噛み切ろうとさえした。この犬が他のホクロには見向きもしなかったため、女性は皮膚科に受診した。すると、問題のホクロは悪性黒色腫と診断されて直ちに治療された。これは『Lancet』1989年4月1日号に掲載された「Sniffer dog for the clinic?」で紹介されている。
この記事に触れたArmand Cognetta医師(米国、フロリダ州)は調教師と協力して警察犬ジョージを訓練したところ、ジョージは試験管に入った悪性黒色腫のサンプルをほぼ 100%の確率で嗅ぎ当て、実際の患者でも同様に悪性黒色腫を鑑別している。
さらにケンブリッジ大学獣医学部では前立腺癌患者の尿を犬に嗅がせて鑑別させる研究を行っている。
Church J, Williams H. Another sniffer dog for the clinic? Lancet 2001; 358: 930.
※医療の周辺でも盲導犬、聴導犬、介助犬、災害救助犬……ちょっと思い浮かべるだけでも、さまざまな使役犬が活躍していますね。さらに癌まで見つけるとは、驚きです。
腫瘍の鑑別のできない犬(イヌ)もいるのでしょう、だからといって文献を読めば、すべてのイヌが鑑別できるようになるのでしょうか?さらに鑑別できる犬にイヌが聞いても教えられませんし、教えてもできません。教えてもわかることではないのです。
もし説明してできる内容程度のことであれば、いままでなんだったのかと、かえって大変なことです。シカ世界もまったく同じことが言えます、説明してできる程度の内容で理解されるのであれば、かえって世間は大混乱です。
ある疑問があります。シカの先生達は、同じように臭いのかぎかたまで、詳細に聞きたがります。上記のことがわかれば、とても不思議な現象に思えます。結論から言わせてもらえれば、そのような質問がでる時点で、そのDR.は出来ないと言えます。緊張感のある講演の空気を察知せずに答えを自らピーンと感じないからです。
スライドの説明で私が歯をみれば、薬の飲んでいる人は、「みてわかります」と言えば、シカの先生達は、何故わかるか?って不思議そうに物珍しく聞きたがります。理解しがたい自分たちが知らない内容だからでしょうか?それとも本当にシカ世界で、わかるような説明を求めているのでしょうか?これは、どちらも違うようです。求めるシカは答えは、「シカ的科学的根拠(EBM)はない!」っときっぱりと否定し相手の仮説?を断念させたいだけなのです。せっかく公表しても、内容は残念ながら間違っていると指摘するのです。新たなチャレンジの心を摘み取る最悪なころです。正式に採用されたり公表すらなりませんから、文献には永遠に載りません。
シカには本質を知ろうとする強い意志がありませんし、既得権に守られ、安泰な生活をしているなかでは、気持ちなどありません。
インプラントや矯正治療は、自由診療ですが、最先端な治療がすばらしいという誤った認識があるからです。チタンの骨への埋入は、天然歯と同じではありませんし、安易な再配列での危険性は、簡単に実証できます。
いずれにせよ、最初から理解しようとしない、そしていつまでも固定概念がしみついている状況下でのシカの先生へ対しては説明不能です。残念なことです。聞く耳を持たない、そして本質を知ろうとしないシカの先生には理解しがたいでしょう。知らない世界で起こっている事項を相手にでる杭をうち、否定することで安堵しているのです。本当の話に興味がありません、シカ治療を否定され、居場所がないからでしょうか?でも最後まで理解してもらえればわかるのですが、警鐘を鳴らしているのは、シカDr.の存在を否定しているわけではないのですが、、。
自分も同じように鑑別方法を理解しようと頭で考える人は、たいへんよく勉強されりっぱなことです。でも対処方法は、鼻の穴を広げる効用のある薬の処方や鼻腔を拡大する外科手術ではないのです。これは顎関節治療とまったくいっしょです。鼻が悪いのではないのです。嗅ぎどころが、ちょっと違うのです。もちろん学術論文の文献には、臭いの嗅ぐニュアンスまでかんじんなことは、丁寧に載っていないように、説明してわかるものではないのです。頭に詰め込んだシカ専門家のわからない人には、膨大な時間をかけても全然わからないものですし、素人が逆に本質が直感でわかったりするのです。
いつまでも、シカの世界からみているから真実が隠されいつまでもわからないのです。真実を知りたいのなら、シカからのものの見方ををいったん捨ててみてください、もちろん最初は勇気がいります。しかしやがて最後には究極の真実を知り得ることとなるのです。
それとも、既得権と安泰な生活に守られ、権力に踊らされた虚飾の世界で偽善者として騙し通して一生を終わらすのか、名誉のため最後の決断のときなのです。