正しく治していけば、お口が開いていくことはわかってきたと思います。
ここで設計診断へ入ります。
噛むことは2つあります、正しく噛むこととそうでないことと。これがわかるかどうかで成果がかわります。
開口量の増大は一つの目安になると思いますが、けっして目的ではないのです。必要なことは開口量ではなく、最終的に正しい治療なのです。目的は最後の治療です。 前後の画像です。(クイックタイム) 開口運動 調整前
開口運動 調整後 動き上の違いは見た目わからないと思います、 わたしにははっきりとその違いすなわち量と質がともに変化しているのがわかります。見た目斜めに出て開くのは、補綴物の構造で咬合面角度がそうさせています。修正だけではこの状態はかわりません。歯の邪魔な所だけとっても本当に欲しいところがありません。
ここでは開口運動の質の改善を目指します。後で補綴終了時に見た目でも劇的に違いがわかります。そしてここでの修正の意味が後からわかります。
これらから最終補綴の設計としての診断に役立てるのです。生体がどれだけ術者ついて来られるのか、見極められるのです。ここまできて始めて想像が実体と変わるのです。
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