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歯の構築2 創造は、直感と記憶 2004年01月27日(tue)

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■ 歯の構築2
なかなか結論が出せずに、あれこれ迷った状態で長考するのは
あまり良いことではありません。
短い時間で思い浮かんだ手は、邪念が入っていないので
信頼性が高いのですが、長考すると迷いや不安も出てくるため
客観的な判断が難しくなってきます。
創造は、直感と記憶が、うまい具合に、
かみ合わさった状態で、生まれるのだと思います。
覚えることに軸足を置きすぎると、ヒラメキは、冴えません。
私自身、最近対戦した棋譜を、忘れやすくなっています。
記憶力の低下も一因ですが、新しいことを創造するために
忘れているのだと、勝手に解釈しています。
         ーー羽生義治(将棋界史上初の七冠王)
羽生義治氏は、この無心の状態のことを、『もう一人の自分に判断をゆだねる』と表現しているという。
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 オーリングによる診断方法はいまやなくてはならない手法の一つです、噛み合わせのあらゆる所で直接治療に役立ています。理論構築の理解はいまだ解明できませんが、間違いのない不思議な力であります。
まずオーリングにしておけば、間違いありません。しかし問題点もあります。
 大切な口腔内を創造するにあたって、口腔環境の向上を企画するにあたって、その構成力や診断方針に至るまでの指針にある迷いがありました。これはさしものオーリングででも目指すべき最終の形がしっくり見えてこないことなのです。
 ここでまた壁が立ち向かいますが、後々考えてみれんば、ピンチがチャンスになるということです。
ピンチになると必ず不思議なことに手を差し伸べてくれる転機がくるのです。
市波式メタルスプリントはヤマトデンタルの吉田さんが、藤井式オーリングは三谷先生や金谷先生が、そして白暈の道、岩尾式全次元は顎位研究所の岩村さんが紹介それぞれ紹介していただき、自分の運命を変えるほどの大きな転機が訪れたのです。
 それまでの研修オタクは大変なものであり、年間の研修費やその費やす時間回数はばかにならず大変なものでした。しかし上記の既存の治療を超越する内容を把握するにつれて、既存のシカで行われている研修は、もちろんいい所のありますが、致命的な大間違いに気が付いたのです。よってどこの有名なシカ研修会に出席してもそれがとても気になり、とても自分には役に立たないしろものばかりであることに気が付きました。ですから自分のなかで既存のシカを大幅修正しなければとてもそのままでは、まともに聞けないものばかりになってしまったのです。
   普遍的に統一された種々の歯科的基準がないことに起因するのです。
基準にないまま、治療が進み、最終的には咬合不全に陥る。
 シカの治療の恐さはここにあります。
たまたまやって効果の出るケースがあります、しかし基準のないまま行われていることは、相手のストライクゾーンの大きさに委ねている偶然の産物なのです。
許容性があるから助かっています、そしていくらしても効果がないのもおなじことです。だからだらだらやらないで、
   歯への治療は必要最小限で十分効果的であるのです。
 文字盤は歪んで見えるが、針は正しく機能し時間は正確だ。
 シカで見た目戻されるから、時間は狂いだす。


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