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歯の構築4 絶対0度 2004年01月29日(thu)

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■ 歯の構築4
イメージングにおいては、絶対0度という空間に基準を作り、さらに現在という時間の輪切の断面に時間軸の流れが追加されたように感じます、すなわち見たい過去や予期せぬ未来を自分で希望すれば相手のなかで自由に行き来するかのようです。
 シュミレーションで言えば、ちょうどアスリート達のメンタルトレーニングに近いかもしれません。具体的にメダルを狙える選手は当然おこなっているはずですが、オリンピック選手がスタートからゴールの歓声まで時間や内様まで詳細にシュミレーションしているかのような感覚です。アスリート達の能力とは、この能力の高さを高めることが好成績に秘けつかもしれません。
 
 えっとそれは見えている完成模型を見ているからできるんじゃないでしょうか?
と聞かれそうですが。    違います、
確かに見えている「完成模型」をゴールにすえているのですが、実際に見えている模型と
イメージした最終模型とは若干のズレがあることが、わかるのです。
なぜならその完成された模型はあくまで術前の模型すなわち現在の身体の状況の模型で歯を取り替えただけの現状を単に表しているのみであり、歯だけ取り替えるのならそれでもいいんですが、本来の持っている効果を期待するのであれば、効果の出て来た形というものがその眼に見える模型ではとても表現できないのです。基本的にはベーシックな歯の修正ではあるのですが、ダイレクトでも湾曲してでもブラックボックスを通過して身体へ向わせることまで盛り込んだ表現はとても無理だと思います。技工士のかたもむろんそれはわかってやっているはずです。
常に最終型を意識し軌道を修正しながら、そこまで持っていくことがイメージを使った構築です。
時には歯というパーツとパーツの集まりですが、油断して組み合わせの手順を間違えれば同じパーツの重なりでも完成品が違った結果となります。あくまで治療効果の表れた最終的な形から逆算して修正して行くことで、あるべき道筋が明確になり間違いも無くなるのです。そして最終型のイメージは終わりになればなるほど、確かなものへと明確に変わってくるのです。
その後、スムーズにことが運べる方のほうが歯を含めて治りは早いことは事実のようですし、
頭では無い部分で理解された時、そのかた自身の自然治癒能力は増大しているかのようです。
これはもちろんかなりの数、実際におこなってわかったことです、スタート時にある程度わかるようになるのはごく最近のことです。
単なる直感ややまかんの部類ではなく、実は積み重なるデータの解析をいつの間に無心に行っているのだろう。


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