この世界と思っているものは更に大きな物(本質世界)の一部分にすぎません。 私が世界と思っているものは、私が持つ五感からの限られた情報から、私の脳が作り出した幻影にすぎません。 つまり、私が今まで外側だと思っていた世界は、実は私の内側にあったのです! 私がこの世界を作っているのです。(これが私が獲得した価値観です。) 自分がこれが自分だと思っていた事も実は違います。 限られた情報、限られた思考から、そう思いこんでいるだけなんです。 今までと違う視点で外界を見れば、外界の出来事に対して別の捉え方をすれば、自ずと世界も変わるはずです。 例えば、何か嫌な事があって、落ち込んで悩んだとしても、それは自分の内側で自分に起こった事を悲観的に捉えて悩んでいるのです。 つまり、「自作自演している」のです。 その事を知っていれば、悩む事そのものが馬鹿らしく思えるでしょう。 もう一度言います。
自分が外側だと思っている世界は、実は自分の内側にあるんです。本当の世界(本質世界)を理解する事は、人間には出来ません。 全ての悩み、悲しみ、苦しみなども自分の脳がこの世の本質を理解出来ない故の幻想なのです。 その悩み、悲しみ、苦しみなどは、限定された思考が、自分の脳内に構築された幻影世界に、本質の一側面を投影した、影にすぎないのです。 つまり、本質を理解出来ない脳が、本質の一側面だけを見て、嫌な物だと勝手に決めつけているのです。 全ては自分に内因しています。 他人のせいではありません。本当に少しでも良く本質を理解しようとすれば、一側面だけでなく、複数の側面を投影して見て、それから本質の全体像を構築しなければいけないでしょう。 それは自分自身を見つめ直す事に他ならないのです。皆さん、何か苦しみがある時、その苦しみに抵抗してはいけません。
苦しみは幻影です。
抵抗する事は、その幻影にしがみついている事に他なりません。しがみついている手を離し、本質世界の流れに、自分自身の流れの中に身をまかせましょう。
幻影は流れの中に霧散するでしょう。抵抗するのではなく、苦しみを受け入れ、自分の中で昇華させる(許す)事で、初めてあなたは、その苦しみから解放されるでしょう。どんな人にも苦しみは訪れます。苦しみを拒絶するのではなく、如何に受け止めるかが大事なのです。あなたはいつも、自分自身でいれば良いんです。全て、流れのままに。全て、あるがままに・・・。
物事は自分の感じた事が全てではなく、幾通りにも解釈出来るという事を言いたいのです。
さて問題です。歯などの口腔内は外でしょうか?それとも内側でしょうか?
答え:考えかたで、幾通りにも解釈出来るもの。
なぜ歯を早く治さなければ行けないかと申しますと、心の問題とかかわってきます。そして心身ともに起こる不可解なことは、単に技術的な歯の治療でも限界があります。例えば正しい歯の形態でも、受け取る側において受けとることに正しい認識をやめてしまっていることがあるからです。
治療のヒントはそのかたの心の持ち方です。これはパズルのように自分でうまくかけあわせて自分自身で正しい答えを見つけることにあるのです。長い間、回答がうまくみつけられなかったので、答えを求めることが自分のなかにあることを歯を通して訴えているのだと思います。過去における辛いことは、現況へつなげる架け橋と悲観しないでとらえるとよいと思います。
簡単に歯科医院に来られたかたは、歯の持つ重要度の意味がわからなく、簡単に去っていきます。そういうかたにでも、技術は存分にいつでも「正しく」提供しています。いつかわかる日がくるのですから。逆に本当の大切さを身にしみて学んだかたは、とても喜んでいただきます。歯を通じ正しい治療を行い、過ちをただして今後の人生を再度享受してもらうことが、自分の役割と思っています。
過去のトラウマや現世前からの因縁は、医学では遺伝や感染と名前を変え呼ばれています。ですから単に歯を含めた身体への対応のみでは、本質的に流れている大きな潮流を変えることは容易にはできないことはすでにわかっています。けれど歯を通して自分で執着していた過去に決別することで、間違った考え方を自ら捨て去り、新しい生きかたを見つけられるのです。そのときこそは、本当にすべてにおいて劇的に変わっていけることと思います。このように可能であれば、いつでも意識は自由に変えられるのです。
確かにいままで既存のシカで自分自身でしっかり考え、そのシカの先生へ伝えて、しっかりとシカの歯を治してきました。その都度お金もかけ最高の治療をしてきました。しかし、よく考えてもらいたいことは、行動してその結果を見ていると、いまのあなたの歯のすべての状態は、あなたの心の内面の現れがそのまま現実化しているんです。つまりシカのせいや自分の歯のせいにしてもそれは、あなたが望んだ通りにしっかり実現されているのです。私は素人だから治療はわからないって言いますよね、その通りです。ですから逆に何かあってからではなくて最初からしっかり認識してほしいのです。実はシカも最初は素人なんです。だから互いにいつまでたっても何もわからないんです。唯一わかることは、これではいけないということだけです。でも残念ながらこれは努力しなくても誰にでもわかる結論です。
投影された影ばかりみて、無駄にため息をついているのではなく、照らされている現実を正しく認識して、みようみようと努力しなければいつまでたっても、互いに認識できず結果として何もみえてこないのです。心の内にあるものが、外界すなわち歯を含む形になって現れていくのです。
「頭で望んでいることと、身体が欲っしていることに大きな自己矛盾があるのです。」