何故か、泣けてきます。walking tour
個体は、この不滅の遺伝子の乗り物にすぎない。生き残ろうとしているのは、個体ではなく遺伝子なのである。そこでドーキンスは遺伝子のことを、自己複製子と名付けている。自然淘汰とは、自己複製子が個体という姿を借りて行う生き残りゲームである。ゲームをうまくやれる自己複製子は自分のコピーをたくさん残せるので、増殖することができる。うまくやれない遺伝子は滅びる。 遺伝子とは文字通り、生物が親から子へと性質や形を伝えるためのものである。今では、遺伝子はDNAという化学物質であることがわかっている。DNAを構成している塩基の並び方により、いろいろな遺伝情報が保持されている。
しかし、遺伝子の働きは、これにとどまらない。遺伝情報を保持する遺伝子は構造遺伝子と呼ばれているが、情報を実際の形質として発現させる途中で働く。このように遺伝暗号の発現を抑えたり促進したりといった調節を行う遺伝子である。
最近、ホメオティック遺伝子という遺伝子が発見されて話題となっている。遺伝子は遺伝のみならず分化(器官形成)の面でも重要な働きをすることが明らかになった。では、個体の形質のみならず行動までも支配しているのであろうか。
個体は遺伝子の単なる乗り物である、行動もその支配下にあるということになる。 現在、ある生物が存在しているのは、遺伝子が自然淘汰で生き残ったからだと主張する。遺伝子の目的はただ一つ、これからも生き残ろうとすることである。 ここで決定的に重要なことは、遺伝子の目的は唯一、自分自身が生き残ることであって、単なる乗り物にすぎなり個体の生き残りではないということだ。
このことから、ドーキンスの主張する「自己犠牲」という行動の合理的解釈が生まれてくる。簡単にいうと、個体の自己犠牲的行動とは、あるグループの遺伝子(自分のコピーもしくは血縁)が自分たち全体の利益を計るために分乗しているある乗り物を、犠牲にすることに他ならない。つまり、全体のための部分犠牲である。 「個体は遺伝子の乗り物」、「自己犠牲」につづく、ドーキンスの第3のモチーフ、「延長された表現型」という概念がある。ドーキンスはこの概念を、「遺伝的遠隔作用」とも表現している。 遺伝子は自分の生き残りのために個体どころか、種を越えて、他の生き物をコントロールする場合がある。これを、延長された表現型としている。
全面的に彼のリロンを理解するわけではないが、私たちの身体とは遺伝子が次世代に効率良く子孫を残していくための乗り物に過ぎないということに納得はいく。さらにもしも感情や思考までも遺伝子による「わがまま」から生まれ出ているのであれば、自分とは意思とはいったいなんだかわからなくなりそうですね。確かに生物として親から子へと受け継いでいくのは遺伝子であり、個体には老化や病気で必ず寿命が来ることはわかっています。今我々がしておく大事なことは、「生きている」ときに、正しい情報通りに、既存の身体にある遺伝子を子孫に受け継がさせていけるかどうかにかかっているのです。科学的に言わせてもらえば、あらゆる過去の生命の情報は脳のなかにすべて記載され引き継がれていていくものだいいます。当然のように産まれる前の先祖の情報もすべて人間の脳というメインボードの記憶容量の片隅に記憶されているのです。
歯が悪ければ、当然身体が痛む。歯の分まで身体はカバ−しようとケアーしていることが、そのまま負担となるからだ。といってシカ的発想でシカのスプリントのように、歯に身体への負担をかけよう(あるいは、かめないように)としてはいけないのです。
一切かませない装置は、身体を減弱させますし、逆になんでもかんでも顎位をあやつり、巧みに身体をコントロールするシカの両極端なスプリントには「要注意」です。装置により、人からの情報を身体に入れているのですが、シカの恣意的な間違った遺伝子情報なのです。どんなにシカでがんばったところで、シカ装置の情報は、固有の情報を越えられません。いつもいうように、戦う所が違うのです。作為的なものを使って、代々引き継ぎ、乗り継いでいたものを安易に取り替える作業は、もう止めたほうがよいでしょう。よってシカのスプリントをはめることにより、歯を通して口の中から来る脳へ伝える情報は、どうゆうものかもうお分かりですね。それは非常に危険極まりないものなのです。それとも怖いもの見たさであれば、恣意的に変えることは、ご自由にどうぞ!後は、どうなっても知りません。
「シカの乗り物にのるから、降りられないのです」あなたの病気は、全体のための部分犠牲かもしれないのです。それをシカに託しているのです。せいぜい顎位にこだわり治療を受けてください。でも顎位は変えてはいけないのですが、、、。
正しい治療は、力学的系だけでなく、固有の情報を引き出し、それをホテツに印記します。元からある正しい情報ですから、すべてにおいて辻褄があい、合致するはずです。あなたのするべきことは、遺伝子情報を今後も正しく継承し、伝えることです。たとえ肉体が滅びても、心(遺伝子)は永遠なのです。